「書のアピール力を活かしたブランディング 書はシンプルで最強の味方」
講演:■書家 田坂州代(たさかくによ)氏
書家。
・愛知万博の舞台用巨大書作品を7.2×1.8メートルの幕に直接原寸で毛筆書きしたのをはじめ、「手塚治虫浮世絵」、「司馬遼太郎原作 燃えよ剣 明治座公演」など書籍・映画・舞台の題字から、鑑賞用作品、企業ロゴ、商品ロゴなど幅広く手掛ける。
・書作品制作のほか、パフォーマーとしても、パリ開催「ジャパンエキスポ」をはじめ、企業の周年記念披露宴ほかイベントでの大書の実演実績も多数。
・セミナー講師として、ロータリークラブ等で「書のアピール力」を各企業の事業に活かしていただくための講演を行うほか、経営者向けに効果的な筆跡のアドバイスも行っている。
・日本大学芸術学部卒、同芸術研究所修了。
高等学校書道科教員免許、高等学校・中学校国語科教員免許、
伝統文化コーディネーター検定上級保持。
日本演劇学会会員。
文化経済学会<日本>会員。
江戸ソバリエ。
開催日 | 2015年02月12日 |
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時間 | ■2月12日(木) 18:30~19:50 講演及び質疑応答 20:00~21:30 懇親会 |
参加費 | 販売戦略検討会会員 無料 (会員の代理として、1名出席可能です) 初めて参加される方は、4,000円、2回目以降は、6,000円です。 学生は、2,000円です。 ※懇親会だけ欠席される場合でも会費は同額です。 |
会場 | ■三番町倶楽部 千代田区三番町1-17 パークサイドアネックス4階 ◇(半蔵門駅徒歩7分) 半蔵門駅5番出口を出てすぐの信号を渡り、サラダ&ジュースバー ナチュラルアートの道に入ります。真っ直ぐ進み、駐車場Timesの十字路を左へ曲がる。 ポプラ(コンビニ)がある交差点を右に曲がり千鳥ヶ淵公園に向かいます。 千鳥ヶ淵公園の道路を挟んだ向かい側のパークサイドアネックスという、角の茶色い建物です。到着しましたら、 4B【三番町倶楽部】というインターフォンを押してお名前をおっしゃって下さい。 ◇会場の電話 : 03-3222-1931 http://yahoo.jp/51-t-7 |
主催 | 販売戦略検討会 |
連絡先 | 社団法人 日本マーケティング協会 営業企画部 竹原までご連絡下さい。 E-mail : takehara@jma-jp.org TEL :03-5575-2101 社団法人 日本マーケティング協会 営業企画部 竹原までご連絡下さい。 E-mail : takehara@jma-jp.org TEL :03-5575-2101 |
2月の販売戦略検討会を下記要項にて開催させていただきました。
今回は、
「書のアピール力を活かしたブランディング 書はシンプルで最強の味方」
というテーマで、書のアピール力を活用した
「書道ブランディング」を展開する、書家の田坂州代氏からお話を伺いました。
田坂さんは、愛知万博の際、舞台用巨大書作品を書いたり、
パリ開催「ジャパンエキスポ」で大書のパフォーマンスを披露するなど、
いわゆる書道教室の先生とは異なった、独自の活動をされており、書のアピール力を活用したブランディング、を提唱されています。
■概 要
「『書によるブランディング』とは、例えば『企業ロゴ』『商品ロゴ』、書籍や映画等の『題字』、手紙類を通して、お客様へ届けたいイメージ(印象・雰囲気)やメッセージ(サービスや製品の特長)を一目で伝える効果的な手法であり、士業や経営者個人に関していえば『筆跡によるパーソナルブランディング』を用いて、顧客に対して好ましい印象づけをする手法のことです。
書は、一目でその商品、その企業、その人の魅力を伝える、シンプルで最強のツールです。具体例を多数ご覧頂きながら、ご自身の目で見て納得して頂きたいと思います」
と田坂さん。
当日は、実際にお仕事された事例も含めプロジェクターを使いふんだんにご紹介頂きました。
基本を踏まえながらも、枠にはまらず、自由な発想の書。
ビジネスとして、クライアントや作品・商品にとって、より有益な表現を心掛けておられる様子、よくわかりました。
ともすれば、我々が普段思い浮かべる「書」とは似て非なる別物、進化形、未来形なのかもしれません。
「書に人格が表われるなんて 大袈裟よね?」 との声に異議あり!
ということで、実際に著名人等の書を比較して、性格を楽しく分析、ご紹介頂き、参加者も興味津々でした。
最後に参加者へのお土産話として。
明日からすぐ使えるコツを伺いました。
芳名帳などに、住所、名前を書く折。下へ行くほど字が詰まって、名前のスペースが足りなくなってしまうこと、経験ありませんか?
発想を変えて、先に、下の名前を程よい大きさに書いてしまう。
その上で、上の余白に、氏名よりも小さな字で、住所をしたためる。この際、二行になってもバランス良ければ問題なし。如何ですか?
最後に、もし、お仕事をお願いする場合の、お値段、相場観は・・・とたずねたところ。
答えは、他のビジネスと同じく、明快でした。
【やりがい】 × 【お金】 × 【キャリアアップ】 のトータルで総量がクリアできていれば3種の内訳比率は応相談OKとのこと。
筆者(幹事・松川)も納得です。
■講演を終えて、ご本人にお話を伺いました。
いつもは、当会の運営側、書記として毎回ご活躍されている田坂さん。
今回、お話する側に立ってみて、どうだったか感想を伺いました。
「皆さまがこの時間を楽しめて、何かしらお役に立つ『新たな知識』や『気づき』を持って帰っていただけるかが一番の気がかりでした。話に応じたうなずきや笑い声など皆様からの反応を頂き、ほっとしました。
これまでにお仕事や勉強をご一緒した方々も客席にご参加下さり、とても心強かったです。この場を借りてご来場のすべての皆様とスタッフの皆様に改めて御礼を申し上げます」
「本当に、お楽しみ頂けたのか心配です・・・」と改めて問われたので、筆者(幹事:松川)、内輪褒めではなく楽しめたことお伝えしました。
こんなことも伺いました。田坂さんは今、毎日、閑吟集の歌を即興で書いてブログにアップしているそうです。講演当日は121首目、閑吟集は全311首なので、さながら今年のイアーワークですね。
http://ameblo.jp/shodo-tasaka/theme-10085322884.html
「さまざまな実例をご覧いただいたことで <お客様へメッセージを届けるために恊働する、プロジェクトスタッフの一員> という意識を持った書家も居るのだなあと知っていただけたなら嬉しいです。ご興味、ご不明点など、こわがらずに(*^▽^*)お申し越しください」
とも仰っていました。
なお、田坂さんのホームページはこちらです。
http://shodo-tasaka.com
■懇親会:
三番町倶楽部さんにて、アットホームな雰囲気で食事、飲物とも十分にいただきました。
季節柄、炭野菜は収穫の端境期ですが、「塩トマト」と云う珍しいもの、好評でした。