「低所得、国情不安定。
なのに幸福度指数世界トップクラス! こんなに違うとは・・・!
中南米の人々の経済感覚、生活感覚」
講演:ERIKO氏
鳥取県米子市生まれ。
モデル・定住旅行家高校在学中、語学留学のためイギリス、アメリカ合衆国に滞在。
17才でモデルデビュー。
高校卒業後、イタリア、アルゼンチン、ロシア、インドと各地で長期滞在を繰り返し、
知らない土地に生きる人達の生き方や生活を体感することに興味を抱く。
スペイン語留学で訪れたアルゼンチンで日本とは全く違った価値観に触れ、人生が変わるほどの感銘を受ける。
人生を変えてくれたラテンの地と日本の架け橋になるという目的を持って、2012年から1年4ヶ月をかけて中南米・カリブ25ヶ国を旅した。
現在はモデルと並行し、定住旅行家として、世界の様々な場所に滞在し、その様子を伝えている。
NEPOEHT所属。とっとりふるさと大使。米子市観光大使。
国際協力機構JICA「なんとかしなきゃ!プロジェクト」著名人メンバー 、GRACE株式会社代表
9月の販売戦略検討会を下記要項にて開催させていただきした。
今回は、
「低所得、国情不安定。なのに幸福度指数世界トップクラス!
こんなに違うとは・・・! 中南米の人々の経済感覚、生活感覚」
と言うテーマで、モデル業の傍ら、定住旅行家として日本人があまり訪れない世界の様々な場所に滞在して、
その様子を伝えている、ERIKO氏からお話を伺いました。
○概 要
日本から遠く、あまり知られていない中南米の国々。
財政破綻、貧困、インフラ未整備、様々な問題を抱える中南米諸国の幸福度指数はなぜか世界トップクラス!
実際に中南米25カ国を訪問し、現地の人々と密な交流を体験した私が、
その生活と彼等の驚きの価値観や物の見方についてをお話します。
とのことで、期待通り、生の、実体験からの、豊富な話が満載でした。
出発前3週間にせまっても、出資者・スポンサーが確定せず、最後まで粘って何とか出発にこぎつけたエピソードは、営業の視点からもためになるお話でした。
そもそも、語学好きがこうじて、旅に出るようになったことから、語学そのものの学びに対する質問に対して。
1.自身の好きな徹底的にマネる対象を決めて、そのネイティブの声を徹底的に聞きまくる、といい上達法。
2.勉強モードに自身の脳を仕向けるため、好きな環境(ノート、ペン、筆圧、など・・・)を徹底してゆく手法。
3.出発前は、あいさつフレーズと共に、笑いがとれるフレーズも仕込んでおくと便利、と云う手法。
などお話頂きました。
本編では、
1.日本の日常は世界の非常識 と云う実体験からくる実感。特に、「家族」第一主義。忙しくても、家族全員で夕食を共にし、全員が一日あったことをお話する習慣。
意外な程、みな、真面目に働き、自身の仕事に誇りをもっていること、などお話頂きました。
2.お金/価値観の相違 では、得ることに喜び・幸せを感じる日本と、使うことに喜び・幸せを感じる中南米の相違をお話頂きました。カーニバルの盛況も想像以上のようです。
3.存在しない安定雇用 仕事がなければ、作ってしまう、お国柄を実体験から色々披露頂きました。
先入観通りのこと、全く意外なこと、生の情報を満載でお話頂き、参加者の興味をそそりました。
懇親会の時間に、もう少しお話を伺いました。
本日、講演してみて。
参加者に中南米に詳しい方も多く話やすかった反面。肌感として当り前に思っていた中南米のあれこれを参加者(一般的な日本人)にはまだ馴染みが薄いことに多少驚きを感じました。
販売戦略検討会について。
あまり、このような会に出る機会はないのですが、これまで経験した会に比較して、ビジネス、学習、などメインのこと以外。場所、食事、メンバーの質、などが落ち着いていて、心地よく感じました。
など、仰っていました。
同年輩の日本人や自身より若い世代に対して、コメントお願いしました。
他国は、社会と自分のつながり。自分の立ち位置、今後、国に対して自分がやれること、やるべきこと、などを明確に自覚している。
他の国に出て、知見・技術などを取得し、自国に持ち帰って、国・社会に還元したい、と強く考えている。
など、ともすれば、今の日本は幸せすぎ、豊かすぎて、失ったものに警鐘を感じていらっしゃるようです。
反面、過去の日本人は、世界のどこでも生きていける、対応できる逞しい「ダイバーシティ」があり、今も現地の日系人の中に息づいている。
それは、日本の今の世代も厳しい中に身を投じれば、国・社会に対する自分の立ち位置を再認識し、やっていけるはず、と云う期待と信念をお持ちのように聞こえました。
今後の展開、ご予定としまして。
来年2月に今回の旅をまとめた本の出版。
4月から2ヶ月 イランへ、そのあしで、フィンランドにまわられるそうです。
懐かしい、兼高かおるさんのように、ERIKOが行く(いた?)など、日本を代表する架橋になって欲しいとの意見が多数出ました。
ご活躍を、応援、お祈りしております。
今回も、三番町倶楽部さんの美味しいお料理を頂きました。
写真の内容に加え、恒例のモツ煮込み鍋、果物。そして、飲み放題、かつ、種類豊富なドリンク、と毎度、満足の懇親会でした。