「日経BP社のビジネスリノベーションをマーケティング視点から読み解く」
講演:■日経BP社 営業推進部次長 今田 純氏
85年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。
前職を経て90年、日経BP社入社。日経レストランなど専門誌広告の営業に携わる。94年トレーニーとしてニューヨークオフィスに派遣、ニューヨーク大学にてマーケティングを修得。
帰国後、日経ビジネス・日経エレクトロニクスなどを経て02年、広告営業推進部(当時)に配属。
単独の媒体には属さず、営業全体に活かせるような広告理論、データ、知見などの収集と提供に携わる。
09年法政大学大学院経営学研究科修士課程修了(M.B.A.)。
主著「届く、当てる、的を射る━エンゲージメント時代の広告心得帖(2008, 日経BP企画)。
<主な所属学会・資格>
日本広告学会関東部会運営委員
日本消費者行動学会正会員
日本マーケティング・サイエンス学会正会員
日本マーケティング学会会員
A Member of American Academy of Advertising
日経広告研究所兼務研究員
日本マーケティング協会マーケティング・マイスター
日本BtoB広告協会公認マーケティング・コミュニケーター
日本PM協会公認プロモーショナル・マーケター
丸の内ブランドフォーラム・メンバー
日本社会調査協会公認社会調査士
日本統計学会認定統計調査士
実務教育研究所認定統計士
同 データ解析士
WACA認定初級ウェブ解析士
日本心理学会認定心理士
開催日 | 2015年01月13日 |
---|---|
時間 | ■1月13日(火) 18:30~19:50 講演及び質疑応答 20:00~21:30 懇親会 |
参加費 | 販売戦略検討会会員 無料 (会員の代理として、1名出席可能です) 初めて参加される方は、4,000円、2回目以降は、6,000円です。 学生は、2,000円です。 ※懇親会だけ欠席される場合でも会費は同額です。 |
会場 | ■ちよだプラットフォームスクウェア 5階 504号室 千代田区神田錦町3‐21 電話 : 03-3233-1511 ◇東京メトロ「竹橋」駅 3b出口から徒歩2分 地図は下記です。 http://www.yamori.jp/modules/tinyd2/index.php?id=10 |
主催 | 販売戦略検討会 |
連絡先 | 社団法人 日本マーケティング協会 営業企画部 竹原までご連絡下さい。 E-mail : takehara@jma-jp.org TEL :03-5575-2101 社団法人 日本マーケティング協会 営業企画部 竹原までご連絡下さい。 E-mail : takehara@jma-jp.org TEL :03-5575-2101 |
2015年 新年1月の販売戦略検討会を下記要項にて開催させていただきました。
今回は、
「日経BP社のビジネスリノベーションをマーケティング視点から読み解く」
と言うテーマで日経BP社 営業推進部次長 今田 純氏からお話を伺いました。
出版業界は、1997年をピークにして、年々売り上げが下がり、「出版不況」が常態化している中、日経BP社は、2011年以降、増収増益だそうです。
日経BP社のビジネスモデルを伺っていると、他の出版社とはまったく異なった視点で組み立ててていることがわかります。
いったい何が違うのでしょうか?
知られているようで知られていない日経BP社の独自のビジネスモデルについてお話を伺いました。
■概 要
従来型のメディア産業は、社会のデジタル化の影響を非常に強く受けています。
未曾有の大変革の中、舵取りを誤れば企業として存在していくことさえ危ぶまれる、危機的な環境にあります。
その中で日経BP社は、ビジネスモデルの徹底的な見直しを中核として、2011年以降は増収増益を重ねることができています。
市場の環境と自社の強み、また社会の趨勢などをどのような視点で捉え、変革につないできたかを、客観的な観点から解説します。
■販売戦略検討会 1月定例会 セミナーを終えて
パネルで、PESTの状況を明示し、これが、自社のSWOTに照らして、どの象限にあたるのか、シンプルに進めて頂きました。
日経BPさんの枠をこえて、日本の出版、媒体の価値・変遷と近未来像を学ぶことができました。
不肖、筆者の質問、日経デジタルマーケティング 一般販売しない、相対的に高目の価格設定の意義、狙いは?
に対し、日経BPさんの特色が答えだと。すなわち。
「他所とは違うことをしよう」
講師の池田さんにセミナー後、お話をお伺いしました。
講師の経験豊富な方ですが、我が、販売戦略検討会は、知ったかぶり、ハスに構えた聴講者がおらず、好感がもて気持ちよく話せたとご評価頂きました。
60分と云う限られた時間の中、今までやったこと、現在の状況は話せたが、今後について、少し話したりなかった。
ここで補足するに。
今後メディア・媒体が生き残り、進んでゆくためには。
1.サービスの多様化をいかに進められるか。
2.根本的に現在の媒体は、アドテクに勝てない。覚悟を決めて新しいスタイルに脱皮すべし。
3.過去も今後も、実は、”マス”メディアとは、TVしかない。どう生き残れるか、SIGをどれだけ絞り、捕まえて行けるか。
このあたりが、キーポイントになって行くだろう。
個人的に、年末年始の休暇をバックパック背負って、インドを旅行したそうです。
混沌としたインド社会、生活に触れ、思ったこと、それは。
「日本に住んでいることは幸せだ!」すなわち、衛生面だけではなく、秩序、安寧のある我が国の素晴らしさを再認識したそうです。
情報交換会は、少人数ながら牡蠣を中心に季節の料理を囲み、フリードリンクで大いに楽しみました。